IEEE AP-S Japan 選奨規程

(2024年9月9日制定)

 

第1条 総則

1. IEEE AP-S Japan 各Chapterでは、アンテナ・伝搬研究者の研究奨励と研究意欲向上、ならびに各Chapter活動の活性化を目的として、優秀な論文を発表した若手研究者および学生に対して表彰を行う。

2. 表彰の種類は、次の通りとする。

(ア)IEEE AP-S Japan Young Engineer Award

(イ)IEEE AP-S Japan Student Award

(ウ)IEEE AP-S Japan Student Encouragement Award

 

第2条 IEEE AP-S Japan Young Engineer Award

1. IEEE AP-S Japan Young Engineer Award(以下、YEAと呼ぶ)は、次の(ア)から(オ)全てに該当する者から、優秀な論文を発表した研究者に対して贈呈する。

(ア)IEEE AP-Sに加入している、あるいは加入予定である者。

(イ)IEEE AP-S(Chapterを含む)が主催、共催、あるいは技術恊催する国際会議で発表したことがある者。

(ウ)日本国内の機関に所属する若手(論文投稿時に40歳未満)の研究者および社外人学生。但し、社会人学生以外の学生は除く。

(エ)第2条2項記載の論文筆頭著者。

(オ)過去にYEAを受賞したことのない者。

2. YEAの審査対象となる論文は、次の(ア)から(ウ)いずれかに該当する論文とする。但し、過去にIEEE AP-S Japanの各Awardの授賞対象となった論文は除くものとする。

(ア)表彰を受ける年の前々年9月から同年8月までの2年間に発行された論文誌に掲載されたアンテナ・伝搬関連の論文。

(イ)早期公開がある論文誌については、早期公開月日から雑誌の正規発行月日までの期間を論文掲載時期とする。

(ウ)発行日がない論文誌については、論文単体に付与された公開日を論文掲載日とする。

3. YEA授賞者数は、候補者数の10%を目安とし、最大3名とする。

4. YEA授賞者には、賞状及び賞金を贈呈する。なお、賞金の金額はIEEE AP-S Japan Award選定委員会にて決定する。

 

第3条 IEEE AP-S Japan Student Award

1. IEEE AP-S Japan Student Award(以下、SAと呼ぶ)は、次の(ア)から(オ)全てに該当する者から、優秀な論文を発表した学生に対して贈呈する。

(ア)IEEE AP-Sに加入している、あるいは加入予定である者。

(イ)IEEE AP-S(Chapterを含む)が主催、共催、あるいは技術恊催する国際会議で発表したことがある者。

(ウ)論文投稿時に日本国内の機関に所属する学生。社会人学生は除く。但し、在学中の投稿あるいは発表した論文であれば、社会人も可とする。

(エ)第3条2項記載の論文筆頭著者。

(オ)過去にSAを受賞したことのない者。

2. SAの審査対象となる論文は、次の(ア)から(エ)いずれかに該当する論文とする。但し、過去にIEEE AP-S Japanの各Awardの授賞対象となった論文は除くものとする。

(ア)表彰を受ける年の前年9月から同年8月までの1年間に発行された論文誌に掲載されたアンテナ・伝搬関連の論文。

(イ)表彰を受ける年の前年9月から同年8月までの1年間に論文採録あるいは開催されIEEE AP-Sが主催、共催、あるいは技術恊催する国際会議において発表された査読付き国際会議論文。

(ウ)早期公開がある論文誌については、早期公開月日を論文掲載日とする。

(エ)発行日がない論文誌については、論文単体に付与された公開日で論文掲載日とする。

3. SA授賞者数は、候補者数の10%を目安とし、最大3名とする。

4. SA授賞者には、賞状及び賞金を贈呈する。なお、賞金の金額はIEEE AP-S Japan Award選定委員会にて決定する。

 

第4条 IEEE AP-S Japan Student Encouragement Award

1. IEEE AP-S Japan Student Encouragement Award(以下、SEAと呼ぶ)は、次の(ア)から(オ)全てに該当する者から、優秀な論文を発表した学生に対して贈呈する。

(ア)IEEE AP-Sに加入している、あるいは加入予定である者。

(イ)IEEE AP-S(Chapterを含む)が主催、共催、あるいは技術恊催する国際会議で発表したことがある者。

(ウ)発表時に日本国内の機関に所属する修士課程以下の学生。社会人学生は除く。但し、在学中の投稿あるいは発表論文であれば、社会人、あるいは博士課程学生も可とする。

(エ)第4条2項記載の論文筆頭著者。

(オ)過去にSEAを受賞したことのない者。

2. SEAの審査対象となる論文は、次の(ア)に該当する論文とする。但し、過去にIEEE AP-S Japanの各Awardの授賞対象となった論文は除くものとする。

(ア)表彰を受ける年の前年9月から同年8月までの1年間に論文採録あるいは開催され、IEEE AP-Sが主催、共催、あるいは技術恊催する国際会議において発表した査読付き国際会議論文。

3. SEA授賞者数は、候補者数の10%を目安とし、最大3名とする。

4. SEA授賞者には、賞状及び賞金を贈呈する。なお、賞金の金額はIEEE AP-S Japan Award選定委員会にて決定する。

 

第5条 選定

1. 各賞の授賞者は、IEEE AP-S Japan Award選定委員会にて審査を行い、選定する。

2.  IEEE AP-S Japan Award選定委員会の構成は以下とする。

(ア)IEEE AP-S Tokyo Chapter Chair, Vice-Chair, Secretary, Treasurer

(イ)IEEE AP-S Fukuoka Chapter Chair, Kansai Joint Chapter Chair, Nagoya Chapter Chair

(ウ)IEEE AP-S Japan 全ChapterのPast Chair若干名

3. 各賞の授賞に相応しい者がいない場合は、授賞者なしとする。

4. 各賞の賞状等は、IEEE AP-S Tokyo Chapter総会の表彰式にて、贈呈する。

 

第6条 その他

1. 本規程の改廃は、IEEE AP-S Tokyo Chapter役員会およびIEEE AP-S Fukuoka Chapter役員会およびIEEE AP-S Kansai Joint Chapter役員会およびIEEE AP-S Nagoya Chapter役員会の承認を得るものとする。