Time: 16: 15 – 17: 45 (JST), January 9, 2024.

Location: R205, Education & Research Building No. 8, Muroran Institute of Technology, 27-1 Mizumoto-cho, Muroran, Hokkaido, 0508585 Japan.

CO-ORGANIZED BY:

IEEE Muroran Institute of Technology Student Branch

IEEE Sapporo Section Young Professionals (YP)

Emerging Networks and Systems Laboratory (ENeS), Muroran Institute of Technology

Topic: 無線センサネットワークにおけるセキュア回避ルーティングについて

Speaker: 酒井和哉, 准教授, 東京都立大学, 日本

Abstract:

データセキュリティの確保は、ネットワークセキュリティにおける重要な問題です。この講演では、無限の計算能力を持つ敵対的センサーノードが戦略的に展開され、関心のある地点を監視するという重要なシナリオについて考察します。このような状況での安全な通信のために、敵対者の障壁を迂回するためのバリアペネトレーションルーティング(BPR)プロトコルを提案します。このプロトコルでは、物理的に離れた一連のパスが、距離ベクトルとネットワーク全体のフラッディングに基づいて識別されます。次に、XORコーディングでエンコードされた各データパケットは、異なるパスを介してルーティングされます。パフォーマンス評価では、提案されたBPRが、安全な配信率の点で、ベースラインプロトコルおよび既存のルーティングプロトコルよりも優れていることが示されています。

Biography:

2013年にオハイオ州立大学でコンピュータサイエンスとエンジニアリングの博士号を取得。現在、首都大学東京理工学科電気系情報工学科准教授。彼の研究対象は、情報およびネットワークセキュリティ、ワイヤレスおよびモバイ ルコンピューティング、および分散アルゴリズムの分野です。IEEE Computer Society Japan Chapter Young Author Award 2016を受賞。IEEEおよびACMのメンバーです。

Contact:

Emerging Networks and Systems Laboratory (ENeS)

Email: [email protected]