Invited Talk at Muroran Institute of Technology (2023/6/28)
Time: 16: 15 – 17: 45 (JST), June 28, 2023.
Location: Zoom (https://zoom.us/j/7701243471?pwd=ZFcrcmNPbmxtRC9qbTlackc3bWdtZz09).
CO-ORGANIZED BY:
IEEE Muroran Institute of Technology Student Branch
IEEE Sapporo Section
IEEE Sapporo Section Life Members Affinity Group (LMAG)
IEEE Sapporo Section Young Professionals (YP)
Emerging Networks and Systems Laboratory (ENeS), Muroran Institute of Technology
Topic: サブテラヘルツ帯通信におけるビームフォーミングに基づくIRSの制御
Speaker: 小川恭孝, 名誉教授, 北海道大学, 日本
Abstract:
2030年頃の実用化を目指して,6Gの研究がなされている.そこでは,100~300 GHzのサブテラヘルツ帯を利用した100 Gbpsを超える超高速通信の実現が望まれている.このような高い周波数の電波は,見通し外の伝搬環境で大きな減衰を受けることになる.近年,伝搬路に位相制御可能な多数の反射素子を設置し,基地局から見通し外の端末に小さな減衰で伝送することを可能とするIntelligent Reflecting Surface (IRS) が検討されている.しかし,IRSの位相制御を効率的に行うには困難な問題がある.本講演では,サブテラヘルツ帯のマルチパスは極めて少なくスパースであることに基づき,IRSをビームフォーミングにより制御する手法とその特性について述べる.
Biography:
1973年北海道大学工学部電子工学科卒.1978年同大大学院博士課程了(工博).同年日本学術振興会 奨励研究員.1979年北海道大学工学部電子工学科 講師.1980年同助教授.1995年同大大学院工学研究科電子情報工学専攻 教授.2004年同大大学院情報科学研究科メディアネットワーク専攻 教授.2013年同大 名誉教授.2015年同大 停年退職.現在に至る.2006年度電子情報通信学会論文賞.2013年度同学会業績賞.電子情報通信学会フェロー.IEEE Life Fellow.
Contact:
Emerging Networks and Systems Laboratory (ENeS)
Email: [email protected]